
短距離を足を早くしたい!
学校生活を送っていたり
スポーツをしている学生ならあって損はない能力ですよね。
僕もスポーツ現場に介入して、様々な学生を見てきて
やはり「速い人」と「遅い人」に分かれます。
この差って何だろうなと思いつつ
コンディショニングを行っていました。
運動神経が良かったり、
体の使い方が上手だったり
このようなことは今回は置いといて・・・
足を速くするには必要な要素があります。
①股関節が柔らかいこと
②太ももの前の筋肉(四頭筋)よりも裏の筋肉が使えること
③足の動きが無理のない自然な動きができていること
では、それぞれ見ていきましょう。
1.股関節が柔らかいこと
走る動作は、やはり股関節が一番使われることになります。
走る動作をイメージしてみてくださいね。
前に走り出すには太ももを上げて
↓
上げた足を地面に勢いよく叩きつけて
↓
地面を蹴って
↓
体を前に運ぶために足を後ろへ
↓
後ろからまた太ももをあげるために足を前へ運んでくる
この動作が反復して行われるわけですよ。
この動作でもし股関節の動きが硬かったらどうでしょうか?
まず、走るために必要な『推進力』が発生しません。
足が前へ後ろへと動くことで走るための推進力を発生させることで
体を前へ前へと進ませていきます。
特に股関節を曲げることは意識している人もいますが
問題は後ろへの動きです。
後ろから前へ足を戻してくるときに推進力が発生するので
この後ろへの股関節の動きが硬いと短距離走を速く走ることは
できません。
ですから、まずは
”股関節の柔軟性が高いこと”
これが必要になってきます。
<セルフストレッチの方法>
このような状態になり、体幹を前へ持ってくると
太ももの前の筋肉が伸ばされます。
そしてさらに
この状態から膝をついている方の足を
内またにするともっと深層の筋肉が伸ばされますよ。
また走るときって体幹の捻じれも入りますよね?
右腕を前に振りだしたら、今度は捻じって
左腕を前へ降り出しましよね。
この捻じりも速く走るためには必要な要素ですが
これは股関節が柔軟でないと十分な捻じり運動って
できないんです。
股関節が硬いと、その分を腰が補おうとして
本来の動き以上のストレスがかかるため
腰を痛める原因にもなります。
しっかり股関節の可動域を確保することが
短距離で早く走るための土台作りになるので
しっかり股関節の柔軟性は高く保って下さい。
②太ももの前の筋肉(四頭筋)よりも裏の筋肉が使えること
③足の動きが無理のない自然な動きができていること
についてはまた今度お伝えさせていただきます。